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「シアル酸は一体いつから、その輝きを失い始めるのでしょうか?」

この問いには、私たちの体が持つ素晴らしい機能と、日々の生活習慣が深く関わっています。

実は、2つの大きな要因が重なることで、シアル酸の減少は加速していくのです。

まず、私たちの体内でシアル酸が作られるプロセスに目を向けてみましょう。

まるで精巧なパズルのように8つのパーツを組み上げ、シアル酸で完璧な蓋をするこの「エネルギー」が、年齢とともに少しずつ不足していくんです。これにより、組み立てミスが増えてしまうのは自然なことですよね。これが「代謝の低下」という最初の要因です。

 

そして、もう一つ見逃せないのが「酸化・糖化ストレスの蓄積」。

 

長年の生活習慣、例えば、太陽の下での活動、美味しいけれど摂りすぎがちな糖分、そして心身にかかるストレス。これらが積み重なることで、なんとシアル酸を切り離してしまう「シアリダーゼ(酵素)」が過剰に活性化してしまうんです。まるで、せっかく作り上げたシアル酸を自ら手放してしまうようなもの。でも、ご安心ください。このメカニズムを理解すれば、未来は変えられます。

年代別の減少

​20代

私たちの細胞のアンテナ「糖鎖」が、シアル酸でびっしりと覆われ、最高のパフォーマンスを発揮するのは20代。免疫力も肌の弾力も、そして脳の回転も最も冴えわたる、まさに輝かしい時期です。

30代後半~40代

しかし、30代後半から40代にかけて、少しずつ変化の兆しが見え始めます。これが「糖鎖の曲がり角」。シアル酸を結合させる酵素の活性が落ち始め、アンテナの先端が欠けた「不完全な糖鎖」が目立ち始めるんです。まるで、これまで当たり前だった細胞の輝きが、少し陰りを見せ始めるような感覚かもしれませんね。

50代以降

そして50代以降、その減少は加速の一途をたどります。特に、炎症を防ぐという大切な役割を持つシアル酸が減ることで、いわゆる「老化に伴う慢性炎症(インフラメイジング)」が体全体で起こりやすくなってしまうのです。この事実をしっかりと受け止め、今からできることを始めていきましょう。私たちの未来は、ここから作り変えられるのですから。

血液中の糖鎖変化と年齢の相関

著者: Krištić, J., et al.

論文名: Global plasma N-glycome composition varies with age and sex.

内容: 約2,000人を対象とした大規模調査で、年齢とともに「シアル酸を含む複雑な糖鎖」が減少し、代わりに炎症を示唆する不完全な糖鎖が増えることを明らかにしました。特に30代以降、その変化の傾斜が急になることが示されています。

 

閉経とシアル酸(糖鎖)の関係(女性の場合)

著者: Ding, N., et al.

論文名: Plasma N-glycans as biomarkers for biological age in women.

内容: 女性の場合、エストロゲンの減少と連動して糖鎖のシアル酸付加(先端の完成度)が急激に低下することが示されています。これは40代後半から50代にかけての「見た目の老化」や「体調の変化」と密接に関係しています。

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